ブランドとコミュニケーションを考えるブログ

ブランド戦略、マーコム戦略コンサル会社代表によるブログ。気になるトピックスをクローズアップ!
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ビッグ3救済問題と、ABC Newsのスクープ

池田信夫氏のブログより。米自動車産業の救済に関する公聴会開催にあたって、ビッグ3のCEOが自家用ジェット機でやってきたという米メディアABC Newsのスクープが波紋を呼んでいるようです。

米自動車産業の救済に250億ドル(約2.5兆円)の公的資金援助を求めている中、ビッグ3のCEOがデトロイトからワシントンまで1時間あまりのフライトに、3,600万ドル(約36億円)というGMの豪華な自家用ジェット機を使用。メディア対策、風評のコントロールの観点からも、配慮が足りなかったかもしれません。

この週末の報道では、米GMの取締役取締役メンバーは、破産法適用申請を含むあらゆる選択肢を検討する意向とのことですが、、。


Source: 自家用ジェット機というメタファー - 池田信夫氏ブログ




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オバマ氏、毎週YouTubeでメッセージ配信

WIRED VISIONの記事によれば、オバマ次期米大統領は、ラジオのほかにYouTubeを利用して、毎週恒例の演説を国民に流す予定とのこと。

次期米大統領がマスメディアを介さず、オンラインビデオを利用して毎週のメッセージを配信するのは、これが初めてのケース。

尚、「Change.gov」はオバマ氏チームによるサイトで、各種広報や求人情報などが掲載されているそうです。



Source:「マスメディアを経由せず直接国民に」オバマ氏、毎週『YouTube』に登場 − WIRED VISION


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金融界の新勢力(ペトロダラー、SWF)、海外向けIRへの影響

金融界の中心は、ニューヨーク・ロンドン・東京のトライアド(三極)というのが長年の常識。それが今、世界の金融界には地殻変動が起きており、ヘッジファンドとプライベート・エクイティに加えて、ペトロダラーとSWFが新興勢力として台頭しているといいます。

そういえば、サブプライムローン問題で、シティなど欧米の大手金融機関が資本の注入を依頼した先も、ペトロダラーとSWFで話題に。

ペトロダラー(Petrodollar)は、ペトロリアム(petroleum:石油)とダラー(dollar:ドル)の合成語(オイルマネーは和製英語)で、ペルシア湾岸諸国をはじめとする産油国が、原油価格の高騰を背景に積み増してきた資金。代表的なものには、アラブ首長国連邦のアブダビ投資庁(ADIA)やムバダラ開発公社の運用資産、ロシアの安定化基金などの資金があります。

SWF(ソブリン・ウエルス・ファンド〈Sovereign Wealth Fund〉、政府系ファンド)としては、上記の他、中国、シンガポールの政府系ファンドも有名。

こうしたグローバルな資金の流れの変化を受け、日本企業も中東での投資家向け広報(IR)活動に力を入れ始めたようです。

ここ数年の原油高傾向は、しばらくは続くものと見られており、膨らみ続けるペトロダラー、存在感を増すSWFの取り込みを狙い、今後も中東、アジアへのIR活動が重視される傾向は続きそうですね。


金融界の新勢力、日本は活用できるか - 日経ネットPlus 2008-02-06

中東マネー取り込み急ぐ・NTTやソニーなど、現地IR活発に - NIKKEI NET
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風評リスクのコントロール − メディアを通じた肯定的な評判を確立する要件

自社の評判(Reputation)は、企業価値に大きな影響を及ぼすとされています。特に、現在の経済下では、企業の時価総額の70-80%は、ブランド・エクイティ、知的財産、のれん(営業権)など、評価しにくい無形資産(intangible asset)に由来するため、風評リスクの影響を受けやすいと言われています。

風評リスクをコントロールする上で、重要なポイントの1つが、「メディアを通じた肯定的な評判の確立」。以下、DIAMOND ハーバード・ビジネスレビュー1月号の記事を要約。


■メディアを通じた肯定的な評判を確立する要件

1.一般大衆のレーダーにたえず引っかかていること。そのためには「認識閾値(自社が認識されるために最低限必要な、主力メディアへの掲載、特集の件数)」よりも多く報道され続けることが必要。その数値は、業界や国により企業ごとに異なるが、企業規模にはあまり左右されない。

2.肯定的な評判を得るには、少なくとも20%が肯定的報道で、否定的報道は10%未満、それ以外は中立的である必要がある。報道の内容が、売上やCEOの人となりなど、話題が一部に偏っている場合は、評判は損なわれやすい。

3.自社の「シェア・オブ・ボイス」を最大化することによって、肯定的、否定的、中立的な報道の比率に影響を及ぼすことができる。シェア・オブ・ボイスとは、主力メディアの報道のうち、自社の人間の発言や、提供データを引用している報道の比率。シェア・オブ・ボイスを高めるにはマスコミとの良好な関係を確立し、信頼関係を強化することが必須。

Source: Media Tenor Institute for Media Analysis (DIAMOND Harvard Business Review)


認識閾値への到達、肯定的報道と否定的報道のバランス、シェア・オブ・ボイスの最大化などが挙げられてますが、言われてみれば、どれもなるほど!、、ということばかりですね。ただ、これを実際に実現するのが難しいところで、少なくとも自社の報道がどのような状態であるか、把握しておく必要があります。
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